Activity2015年度の活動内容

~ベトナムへの車いす贈呈プロジェクト~
贈呈式開催 鳩山由紀夫理事長参列

次年度へ向けて「修理技術者育成プロジェクト」検討
多くの方から喜びの声 子供たちの表情に感激

 一昨年、日本友愛協会鳩山由紀夫理事長が、ベトナム・ハノイ市にある、ベトナム戦争時の米軍による枯葉剤・ダイオキシンの影響により、いまだ重い先天的障害をもつ子供たちを治療する「プックラム国際総合病院」を視察しました。その際、社会生活を送るための車イス贈呈をその場で申し出、昨年九月にその贈呈式が同医院で行われましたが(機関紙友愛五三〇、五三二号で既報)、本年もまた、二度目となる車椅子贈呈式が九月二四日に、ベトナム・フンエン省エコパークで行われました。
 昨年の贈呈式がテレビ等にも取り上げられ、関係機関の中で評判になり、今回贈った五〇台の車いすは「枯葉剤患者救済プログラム」の一環として、ハノイ市、ダナン市、ドンナイ省(南部)、バグザン省(北部)、ゲイアン省(中部)、ザライ省(中部)、クアンチ省(中部)各地の関係機関に寄贈されました。
 贈呈式には障がいを持つ子供たちとその保護者はもちろん、障害のある退役軍人や関係者が大勢集まり、昨年同様、歌や踊り、詩吟の朗読等や政府関係機関責任者の熱い思いがこもったスピーチの歓迎を受けました。中でも、自身が障がい者でありながら、障がい者のための事業を展開し、実業家としても有名な、歌手グエン・ティー・トゥオンさんの明るく力強い歌声には列席した人々が大いに感動しました。
 また、鳩山理事長が車イスに乗る子供達と、一人ひとり手を取りながら触れ合う場面には、国境を超えた正に「友愛の実践」と胸が熱くなりました。
 贈呈式で鳩山理事長は以下のように挨拶をしました。
 「この式典の関係各位の皆様の温かい歓迎に感謝する。枯葉剤・ダイオキシンの影響でハンディキャップをもつ皆様方、特に子供達やお年寄りにお会いできたことを喜んでいる。そのなかでも、トゥオンさんの歌声には感動した。
 私は、友愛の考えを世界に広めるために日本友愛協会の理事長を、また、東アジアを日中韓やベトナムが協力できる共同体に構築するため、東アジア共同体研究所理事長も務めている。 二年前にプックラム国際病院を訪れた際、多くの枯葉剤の影響で困っている子供達に出会って、戦争はまだ終わっていない、と感じた。子供達のために何が出来るのかを考え、車イスの寄贈を思いついた。
 わずか五〇台だが、昨年同様子供達の喜ぶ顔を見て本当に嬉しく思った。
 車いすにより、子供達やお年寄りに、活動的な可能性を与えることが重要である。来年も寄贈する約束をすでにした。
 この事業に協力しているアビリティーズ社の伊東会長から、車イスは故障すると大変だから、その修理技術者育成のための研修生を自社で引き受ける、また将来的にはベトナムで車イス生産をすることに協力を惜しまないとの伝言を預かってきた。
 同時に、枯葉剤の影響を解決するためには、汚染土壌から有害物質の除去が必要で、これは日本の技術が有効である。またそのためには日越政府間の協力が必要である。
 私も努力するがご参会の皆さんの協力も必要である。あらためて関係する全ての皆さんに感謝する。」
 翌日はリゾート地として近年評価の高いキエンザン省フーコック島を視察、その後は県都ラックザでズン首相のご子息でもあるギ書記と大変友好的な雰囲気の中会談をしました。
 道中の船移動では、スクリューに藻が絡むというアクシデントのため通常の倍の五時間を要し、帰りのホーチミン空港までメコン流域を横目に見ながら悪路を縦に横に揺られながら六時間かけて走破するという貴重な経験をさせて頂きましたが、鳩山理事長の友愛にかける並々ならぬ思いに頭が下がる思いです。
 (評議員・芳賀大輔記)

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